技術・用語解説
石英ガラスとは
石英ガラスとはSiO2から形成されるガラスで、 ビーカーやフラスコなど理化学用途や光学レンズの材料などに幅広く用いられます。石英ガラスの種類には溶融石英、合成石英などがあり、下記のような優れた特徴をもちます
透過率 | 紫外から赤外の幅広い波長に わたり高い透過率をもちます。 特に短波長の紫外領域においては良好な透過特性を示します。 |
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高純度 | 非常に高い純度をもっています。よって、含有される不純物は 非常に微量です。アルカリなどの不純物を嫌う半導体や液晶製造プロセスに最適です。 |
耐熱性 | 優れた耐熱性と低熱膨張係数による耐熱衝撃性を併せもちます。また、熱伝導率、比熱が極めて小さいことも特長のひとつです。 |
耐薬品性 | 化学的に極めて安定であり、 優れた耐薬品性をもちます。 分析や理化学・バイオなどの 分野で優れた特徴になります。 |
- 2018.07.06
- 13:56
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