技術・用語解説

石英ガラスの電気的特性値

石英ガラスの電気的特性値は、広い温度範囲で、低い電気伝導率、高い絶縁性、低い誘電損失などが特徴です。この特徴から石英ガラスは、高周波や高電圧用の絶縁体として、特に高温域や大きな機械応力をうけるところに広く利用されています。

電気的特性値の定義等を紹介いたします。

特性値 定義
体積抵抗率 絶縁体の内部を導通する電流に対しての電気抵抗率であり、表面を導通する電流との区別をするため体積抵抗率と呼んでいます。
誘電率 真空中の電気誘導容量は、電束と電場の強さとの比をいい、物質の定数である誘電率は、真空中の電気誘電容量との比をいいます。言い換えれば、絶縁物が電場の影響によって僅かな変位が生じ電気誘起される現象を誘電分極と言いますが、誘電率はこの性質をいいます。
誘電体損失 物体が高周波を通るときの電気的エネルギーの損失を示します。
破壊電圧 不連続的に絶縁性を失い、電流が流れ出す最小電圧。破壊電圧は、ガラスの均質性にも依存するので、他のガラスや磁器に比べ石英ガラスは、高い値を持ちます。石英ガラスの機械的特性値は、試料形状あるいは熱履歴により異なり、他のセラミックスと同様に、その測定値はバラツキが大きくなっています。したがって製品の強度計算を行うときに、形状係数として5から10倍の安全係数を採用する必要があります。さらに過酷な条件下では、20から30倍を採用することが必要です。

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